うつの人が採用の面接を受ける際、気をつけたいこと

うつの人が採用の面接を受ける際、気をつけたいこと

いろいろあってうつになって、辞めたくはなかったけど治療のため仕事をやめた。

それから1年余り、心の方は回復してる。

さて、仕事をしたいのでそのためには就活。どの業種、職種にしようか、まずは履歴書を書いて応募したら面接の通知が来た。

面接を受けるとなると、この空いている1年ちょっとのことについて聞かれるのは間違いない。どんな答えをしたらいいんだろう。

このような人が多いのではないでしょうか。

今回はうつの人が採用の面接を受ける際に気を付けておきたいことについてお話します。

採用されるかどうかはあなたの人格には全く関係ない

企業団体等(以下、企業といいます。)が人材を募集して採用面接を行う際、大きくいって2つの要素をみています。

一つは、その会社が求める業務をこなす能力を持っているか、また、その業務能力を身につけるだけの潜在能力があるかどうかです。

求める能力は仕事にあったものでなければなりません。例えば、重い荷物を運搬整理するアルバイトを雇う場合を考えてみましょう。

極端な例ですが、2人の人が応募してきました。1人は東京大学を卒業し少し華奢な体型の男性。もうひとりは工業高校卒でラグビーの選手だった人です。

あなたならどちらの人を採用しますか? 多分工業高校卒業の人を採用するという人が多いと思います。

あなたがどんな優秀な能力を持っていたとしても、応募した会社が求める能力と違ったものであれば採用には結びつきません。

もう一つの要素は、応募してきた人が持つ人となりが自分の会社に合うかどうかです。

長い年月を経た組織であればあるほど、その組織は一つの性格というべきものを持っています。

伝統ある落ち着いた会社が求める人材とベンチャーで攻めまくる会社が求める人材は違います。

求める業務能力と会社の組織風土、この2つとあなたがマッチして初めて採用は決まります。

ですから採用されなかったとしても、あなたの能力や人格には関係ありません。

自分にあう会社を探すのみです。面接の準備は周到に、自分の言葉で話そう

面接の際、どのような準備をしたらいいかについてお話します。

面接する人は面接のプロです。数多くの面接をこなして人を観る感覚が研ぎ澄まされています。いろいろな質問に自分の言葉で答えができるよう準備する必要があります。

ではなぜ、自分の言葉で答えなければならないのでしょうか。
どうやったら自分の言葉で話すことができるようになるのでしょうか。

面接者は数多くの面接を行っています。
応募者に質問すると、多くの人が面接のノウハウ本やネットでみつけた模範的な回答を返してきます。
どこかで聞いたような同じ話を何回も聞かなければならない面接者の立場に立ってみてください。「またこの話か」とうんざりしてその人の話を聞く気が失せてしまっても仕方がないと思いませんか。

面接の中で、応募者が自分の会社でチームワークを保ちながら円滑に業務をこなせる人かどうか判断するときに、応募者が自分の言葉で話さないと、面接者は応募者との間に厚い壁を感じ、応募者の人となりを感じることができません。

そうなると、よくわからない人には不安感を感じるので、面接者は安心して採用できない人と判断します。

まずは、自分の体験などから直接得たことを第一に、家族や先生、友人の行動や言葉から得たことなどをその補足として話すようにしましょう。
拙い言葉でも自分の言葉で話すことができればあなたの言いたいことが面接者に伝わり、面接者はあなたの人となりを直接感じることができます。

あとは会社の雰囲気とあなたが合うかどうかですが、「これは合わないなあ」という人はそんなにはいないものですよ。

次に志望動機の整理をしましょう。
面接では必ずと行っていいほど「志望動機はなんですか」と聞かれます。
そのときにあなたは例えば「御社の〇〇という製品が時代を先取りして消費者のニーズにも合致し、素晴らしいと感じ、この会社のみなさんと一緒に働きたいと思い応募させていただきました。」と答えたとします。

このとき事前に準備していただきたいのは、その時の答えの中のキーワード、「〇〇という製品」、「時代を先取り」「消費者のニーズ」などを突っ込んで聞かれた場合の答えです。

1「〇〇という製品」のどこが他社の商品と比べて具体的にいいと感じたのか、その製品以外にその会社の中でこれはという商品はないのか
2「時代を先取り」というときの時代はどんな時代なのか、将来どのような社会があり、その商品がどのように役立つと考えるのか
3「消費者のニーズ」について、あなたは生活のどの場面でどのような不便さを感じていたのか、この商品でそれがどのように解消されたのか。

このような追加質問が予想されます。
これらのことについても、自分の言葉で話せるかどうかチェックしましょう。
話すことが見つからない場合は、自分の言葉で話せる事柄の中からキーワードを探し、それらを組み合わせて回答を構成するようにしましょう。

面接の際にうつだったことを言うべきか

面接の際、うつだったことを説明したほうがいいのか、しないほうがいいのか、どちらがいいとは簡単に結論が出せません。

うつが完治している場合は、告知しなくてもいいでしょう。
うつに限らず過去の病歴については面接の際に説明する義務はありません。
持てる能力を十分発揮して、会社や世の中に貢献する方に力を注げばいいと思います。

ただ、1年以上職から離れていた場合、うつが増えている社会状況からするとうつだったのではないかとの目で見られるのは避けることができません。
うつだったのではないかという目でみる面接者を納得させる説明が必要になります。

嘘はついてないまでもわざとうつのことは言わないということから、答えが上滑りする可能性があります。職から離れていた期間の状況について、自分の言葉でしっかりと説明できるよう準備しましょう。

医者から完治したと言われているが自分ではまだ自分の心の状態に少しでも違和感を感じている場合は、臨機応変の対応を心がけましょう。

職から離れていた期間の状況について、まずは自分の言葉でしっかりと説明し、面接の流れの中で話したほうがいいとあなたが判断した場合は、一般的に採用されない確率が上がりますが説明してもいいと思います。

説明する際は、うつになった主原因、治療の内容・経緯、治癒した時期、薬の服用状況、現在の体調等を書面に落とし整理したうえで準備し、面接の際は現在の体調を中心に説明するようにしましょう。

まとめ
プラス・マイナスでもポジティブ・ネガティブでもないニュートラルな考え方に

世の中ではよくプラス思考で行こうとかネガティブな考え方は避けようなどと言われています。
確かにマイナス思考やネガティブな考え方は感心しません。
プラス思考やポジティブな考え方は未来に夢が持てます。しかし、無理してポジティブな考えや行動をとっていると疲れてしまいます。

そこでおすすめするのがニュートラルな思考です。

ニュートラルな考え方は、過去にとらわれず未来を心配せず、そのとき自分が置かれた現実をきちんと押さえ、眼の前の事柄に柔軟に対応して「今」を生きる思考方法です。
物事に過大な期待はせず、何事もうまくいかないのが普通の状態で、うまくいったらそのことに感謝し、うまくいかなかったらその現実を素直に受け入れる生き方です。

今は好景気です。必ずあなたにあった仕事が見つかります。
何社か受けて採用されなかったとしても、あなたの能力や人格には関係ありません。
たまたま合わなかっただけです。自分にあう会社を探すのみです。

「人は自分に解決できる課題しか与えられない」という言葉があります。
すぐに解決でできなくても時間が必ず解決します。

ゆっくりいきましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です